ラーメン系YouTubeチャンネルは、日本国内でも世界的にも人気のジャンルの一つです。
YouTubeチャンネルで人気の食べ物系動画
YouTubeで「食べもの系」の動画が人気な理由は、いくつかの心理的・視覚的・文化的要素が重なっているからです。
視覚的な満足感(ビジュアルの魅力)
美味しそうな料理や盛り付けを見るだけで、ビジュアルによって食欲を刺激されます。高画質で撮られた料理動画や、料理が完成する過程には、癒しや快感を感じる人が多いようです。
「擬似体験」できる
モッパンなど、食べている様子を見ることで、自分も食べているような感覚になります。実際に食べられなくても、見て楽しむことで満足する視聴者が増えているのです。
※ 韓国語で「食べる放送」を意味するモンヌン パンソンを略した言葉で、食事の様子を配信する動画を指します。
リラックス・ASMR的な要素
包丁の音や揚げ物のジュワーっという音、咀嚼音など、ASMR的な癒しがあります。ストレス社会の中で、静かで心地よい音や映像を求める人が多いです。
共感と安心感
おうちごはんや日常の食事風景は、自分の日常に近くて安心感があります。家庭料理や簡単レシピは、「自分にもできそう」と共感を得やすいものです。
バラエティとストーリー性
大食いチャレンジ、B級グルメ紹介、世界の料理など、コンテンツの幅が広いといった特徴があります。食べ物を通して「旅」「人間ドラマ」「文化」を語ることもでき、ストーリーがある動画は特に人気です。
普遍的なテーマだから
食は年齢・性別・国籍を問わず、誰もが関心を持つテーマで、他のジャンルと違い、入りやすく、興味を持ってもらいやすいといえます。
ラーメン系YouTubeチャンネルが人気な理由
いまやラーメンは日本人の“国民食”ともいえる存在となっています。ラーメンは老若男女問わず愛されている定番メニューでありながら、地域ごとに個性がありバリエーションが豊富です。そのようなラーメンは食べ物系のYouTubeチャンネルのなかでも身近さがあり、動画をみるモチベーションに直結するのです。
ビジュアルとASMR
ラーメンは湯気のたつスープ、麺のリフト、チャーシューのとろけ具合などビジュアルで楽しむことができる要素が多いです。そしてラーメンをすする音もASMRとして特に海外で人気となっているのです。高画質カメラで撮られた“飯テロ”動画は中毒性が高いのです。
「旅×食」のエンタメ性
全国のラーメン店を巡ることで、グルメ+旅行要素も楽しむことが可能です。「行ってみたい!」という行動欲求を刺激しやすく視聴習慣になりやすい傾向があります。
自作ラーメン動画の“職人感”
麺からスープまで一から作る様子は、クラフト的・職人的な魅力があります。調理工程が細かく、見ているだけで知識がつく「学べる動画」も人気です。男性視聴者を中心に「自分でも挑戦してみたい」という欲求に刺さるようです。
エンタメとしての“挑戦要素”
「ラーメン大盛りに挑戦!」「激辛ラーメン限界チャレンジ!」「24時間ラーメン生活!」このようなチャレンジ系コンテンツは見応えがあり、拡散性も高いといえます。
人気のラーメン動画の傾向
- ラーメン店紹介(食レポ・食べ歩き)
- 自作ラーメン(特に二郎系や家系)
- プロ店主の技術・インタビュー
- チャレンジ系(大食い、激辛)
- 料理工程の美学(無言・ASMR風)
ラーメン系YouTubeチャンネル紹介
食べ物系のYouTubeチャンネル × 国民食ともいえるラーメンの組み合わせでラーメン系は人気のYouTubeチャンネルとなることがわかります。そのような人気のラーメン系YouTubeチャンネルをいくつかピックアップしました。
日本で人気のラーメン系YouTubeチャンネル
SUSURU TV.
概要 | 毎日ラーメンを「すする」日本屈指のラーメンYouTuber。 |
特徴 | 毎日欠かさず1杯のラーメンをすすり、レビュー形式で紹介。店舗紹介が中心で、全国各地のラーメンを網羅。 |
登録者数 | 182万人 |
おうち麺TV.
概要 | チャンネルのコンセプトは「おうちで作る本格ラーメン」。YouTubeで活動する傍ら、自らもラーメン店を経営しています。 |
特徴 | 人気ラーメン店のレシピを再現した動画が人気で、300万回再生を超えるものもあります。 |
登録者数 | 33.4万人 |
ラーメンクック【RamenCookingCH】
概要 | ラーメンの作り方を紹介する動画を投稿しています。 |
特徴 | さまざまな種類のラーメンのスープやチャーシューなどの本格手作りに特化しています。 |
登録者数 | 1.07万人 |
麺チャンネル MeN Channel
概要 | 「ラーメンと町中華」をこよなく愛するチャンネルです。 |
特徴 | 関東を中心に全国のご当地ラーメンなども食べに行きます。 |
登録者数 | 6.42万人 |
海外で人気のラーメン系YouTube
Ramen Adventures
概要 | 外国人が日本のラーメン文化を紹介。 |
特徴 | 観光客や海外のラーメンファンに向けた内容。 |
登録者数 | 5.61万人 |
Way of Ramen
概要 | アメリカ発の自作ラーメンチャンネル。 |
特徴 | 日本の伝統と海外の技法を融合したレシピが特徴。 |
登録者数 | 40.8万人 |
まとめ
ラーメン系YouTubeチャンネルにもさまざまなラーメン店を巡るものから、自作のラーメンを作るチャンネルなどさまざまなものがあります。近年は海外のラーメン人気が高いこともわかります。みているだけでも満足できるラーメン系YouTubeを楽しんでみてください。